犬の問題行動と共存する方法ということは、物理的な手段を使って未然に問題を防ぐということです。
犬が子どもに社会化されていないのなら、生涯にわたって子どもに近づけないようにする・・犬が食器に近づく者を威嚇するのなら、食事中には家族の誰も犬の側に寄らないようにする・・ツメを切ると咬むのなら、口輪をはめ、2人かがりで押さえつけてツメ切りをする・・
ただし問題解決のための努力は一切行わないことになります。場合によってはこの方法が最良の結果を生むこともあるのです。行動問題が少ない犬なら、飼い主がしっかりと監視しさえすれば、行動問題の誘因と一切接触することなく充実した生活を送ることも充分可能だからです。
でも犬と暮らす以上は、家族として自然に穏やかに暮らしたいものです。そのためにはやはり幼少期からの犬のしつけが大切なのです。